我々が歯科治療を行うときに治療ゴールとして設定するのは美しい天然歯である。しかもそのゴールは1、機能的 2、生物学的 3、構造的 4、審美的に長期的に安定するものでなければならない。そのためには初診時の1歯単位 の診断だけでなく顎位、神経筋機構から歯槽骨、歯肉レベル、咬合力、また個人の経済力などの総合判断を元に計画を立てていく必要がある。 そしてそれを元に1歯単位の治療方法が決まってくる。 抜歯、切除療法、再生療法、インプラント、義歯、補綴、矯正、などから必要な術式を選択して施工しなければならない。 今回はその中から最低限必要と思われる外科処置について私見を述べさせていただき皆様の忌憚のないご意見を伺いたいと思います。